子犬を迎えるにあたって

心得と責任

現在では少子化や核家族化が進み、ペットの存在は私達にとって大きな存在となっています。
動物を家族として迎え入れるためには、飼い主やまわりの理解が当然必要となってきます。
ワンちゃんを育てる前に心得と責任について考えてみましょう。
ペットとの暮らしは楽しいこともたくさん待ってますが、時にはアクシデントもあるものです。
想定できない悪いことが起こった場合でも、飼育放棄することのないように、
しっかり対処できる心構えができていなければいけません。

生き物を育てるということは“命”を授かるということ


犬を“飼う”というよりも、共に暮らすと考えましょう。
家族の一員として最期まできちんと面倒をみるということは、育て始めた時点で飼い主の義務となります。
それと同時に、どういう形であれ最後は亡くなるということも重んじて暮らしていかなければいけません。
周囲への配慮や日頃の健康管理など、すべては飼い主の責任となります。
時には病気になる事もあるでしょうし、病院にかかるなど、飼育には予想以上にお金もかかります。
人間の子供を育てるように、その命を大切に育てなければなりません。
大切に育てることで、やがてはかけがえのない大切なパートナーとなってくれることでしょう。

家族の理解はありますか

同居している家族全員がみんなで協力して世話ができるかどうかで家族の幸せにも大きく影響します。
しつけを行う場合も、家族みんなが共通したやり方で接しなければ、ワンちゃんを混乱させてしまいます。
結果的にしつけの効果が得られない場合も出てくることでしょう。
こういった色々な意味でも、周囲の協力が必要なのです。
飼育前には家族でしっかり話し合いをしてから決めて欲しいものです。

ワンちゃんのためのスペースはありますか

「動物の愛護及び管理に関する法律」にあるように、飼育場所には十分な空間と衛生環境が必要になります。
ワンちゃんにストレスを与えないためにも、生活する上で十分なスペースを設けてあげなければなりません。
先住のペットがいる場合は、そのペットのこともきちんと考えてあげる必要があります。
中には新しい家族をなかなか受け入れることのできないペットもいますので、特に気をつけてあげなければいけません。
多頭飼育をする場合には個別に管理できるような環境も必要となります。

アレルギーは大丈夫?

家族の中にアレルギーをもっている人はいませんか?
花粉症もアレルギーのひとつですが、動物が原因で起こるアレルギーもあります。
人それぞれ症状の表れ方は違い、最初は何ともなかったのが、何年か経ってから発症したということもあります。
アレルギーがあるということが分かった場合、どうやって接していけばよいのか、何に気を付けたらいいのか、
アレルギー科の先生にご相談することをおすすめします。
また、アレルギー以外でも小さいお子様やお年寄りが同居されているご家庭では症状に注意しましょう。

マナーやルールは守れますか?


世の中には動物が好きな人もいれば、苦手だという人もいることを忘れてはいけません。
自分の家がよければまわりは関係ないというのは大きな間違いです。
とくに家が密集している都会や集合住宅などで育てる場合は、近隣住民にも迷惑がかかる場合があります。
周囲とも上手にお付き合いしていくためにも、しつけやマナーは必須です。
・ペット飼育が可能な住居で飼育する。
・ペット禁止場所には連れて行かない。
・自分の犬はトラブルを起こさないという自信があっても、お散歩の時には必ずリードをつける。
・外出時には汚物処理袋を携帯し、排泄物は必ず持ち帰る。
・予防接種は毎年必ず行うこと。
・国の法律、各地方自治体の条例をよく理解し、それに従うこと。


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